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JETIX系アニメを中心に、風凪の趣味全開で爆走するブログさん。擬人化とか腐女子要素がバリバリですので、苦手な方はご遠慮下さい。
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バレンタイン既に過ぎてるけど気にしない(爆)

ようやく完結です。最後なので、やたら長くなってしまいました。

あ、明日のタイマー予約してこなくっちゃ!


2月14日。シュガズーム中がピンクな雰囲気に包まれる日。

バレンタイン狂騒曲・ファイナル

朝6時。
スパークスはこの日、誰よりも早く起きだし、いつもより念入りに毛並みやマグネットの手入れを行っていた。
既にチョコ貰う気満々。というか、渡される方が気合い入れてどうするんですか
手入れに時間をかけること2時間。
「よっし、完璧!」
鏡に映った自分を見て、満足げにうなずくと、意気揚々とノヴァを探しに向かった。

スパークスが、何だか無駄な手入れに時間をかけているころのメインルーム内。
アンタウリ・ギブソン・オットーの3人は、一時の平和な朝食をとっていた。
そこへ。
「おはよう、みんな♪」
何やらルンルン気分満点のノヴァが、どことなく怪しい香りのする紙袋を携えてやって来た。
その紙袋を見るやいなや、アンタウリとギブソンは本能的に危険を察した。
(来る・・・・!!)
(誰だ?被害者は誰になるんだ!?もしかしたら全員か!?)
「お、おはようノヴァ;;;」
「お、おはよう;;;」
内心冷や汗タラタラで、なんとか挨拶を交わす2人。
「おはよーノヴァ。・・・ん?その袋なんかいい匂いするけど、何か入ってんの?」
無邪気に尋ねるオットー。
((昨日君も聞いていたじゃないか・・・!なのに敢えてそれを尋ねるのかオットー・・・!!))
心の中でツッコミをいれる2人。つっこむ息もぴったりである。
「これ?バレンタインのチョコ?よ。ジンメイに教えてもらって、自分で作ってみたの」
(何だ・・!チョコの後の?ってなんだ・・・!!)
(ジンメイ・・・なんて事を・・・)
(いや、この場合ジンメイに非はないだろう・・・)
無論、この場合非があるのはむしろノヴァの料理の腕の方である。したがって、ジンメイには何の罪もない。はず。
「へ~。それで、誰にあげるの?」
オットー、誰もが聞きたくても聞けなかったことを直球ストレートで聞いてみる。『彼はチャレンジャーなのか。それとも単に天然なのか。きっとおそらく後者だろう』ツッコミ2人の思いは再び一つとなった。そしてノヴァの質問に対する答えを待った。モンキーチーム全員宛でないことを祈りつつ
だが無残にも。
「大丈夫よ。オットーの分もちゃんとあるから。もちろん、チーム全員の分もねv」
「そ、そうか・・・ありがとう;;」
「う、嬉しいよノヴァ;;;」
もちろん社交辞令。いや、貰えるという行為自体は嬉しいのだが、貰えるモノがモノだけに、素直に喜べない。
「あら?チロはどこ?」
ふと、リーダーの姿が見えないことに気付き、あたりを見回す。
「チロなら、もうジンメイと出かけちゃったよ?」
(逃げたな・・・)賢明な判断である。
「そう。じゃぁ、また後にするわ。スパークスは?」
「そういえば、まだ部屋から出てきてないんじゃないか?」
「じゃあ、ちょっと行って渡してくるわね。あ、食べ終わったら感想ちょうだいv」
「あ、ああ・・・」
「ありがと。じゃ、また後でねv」
そう言い残し、ウキウキとその場を後にするノヴァ。そんな彼女の後姿を見送りつつ、オットー以外の男性陣は悩んだ。
「アンタウリ・・・どうする?」
「どうするも何も・・・貰ってしまった以上は彼女の好意を素直に受け取るべきだろう;;」
このチョコをノヴァにバレないようにどのように処理するか、はたまた好意として受け取り覚悟を決めて食すべきなのか。彼らはその時人生最大の選択に悩まされていた。
そしてその隣では。
「ギブソ~ン。このチョコ美味いよ~。食べてみなよ~」
早速食べ始めているオットー
(なぜ普通に食べられるんだ・・・!)
(あ、味は普通なんだろうか・・・?)
オットーの味覚のなさに、この日だけは尊敬の念さえ感じた2人だった。

「あ、いたいた。スパークスーーー!」
スパークスがノヴァを探して廊下を歩いていると、向こう側からノヴァが手を振って駆け寄ってきた。
「の、ノヴァ・・・!」
自分を探していたであろう事に気付き、『これって、もしかすると、もしかするかも!?』と、いきなりのチャンス到来に、期待と緊張でいっぱいだった。
「やぁノヴァvどうしたんだ?」出来るだけ平静を装って話しかける。だが、周りには『早くチョコレートくれ』オーラが全開である。
「あのね、今日バレンタインでしょ?だから、これスパークスに」
そういって、微妙な形にラッピングされた袋を差し出す。
「初めて作ったの。気に入ってもらえるといいんだけど」
「もちろん!君がオレだけのために作ってくれたものなんだから、喜んで食うに決まってるじゃないか!」
本当は既に全員(チロ除く)に行き渡っているのだが、そんなことは知るはずもなく。
「そうだ、ノヴァ。前から言おうと思ってたんだけど」
来ました。恒例の告白タイム。
「何?スパークス」
「実はオレ・・・オレ・・・!君のことg」
「モンキーチーム。シティにスケルトンキングの刺客が現れた!すぐに戦闘の準備をしろ!」
通信機から響く、副指令の非情(?)な召集。
「大変!すぐ行かなくっちゃ!行くわよスパークス!」
「あ、ああ・・・」
ノヴァと共にメインルームに駆け出すスパークス。その心の内は。
(スケルトンキングめ・・・!なんでこう、いつもいつもいつもいつもオレの一世一代の告白の邪魔ばっかするんだよ・・・!!)
怒りMAX。その日の戦闘では、告白の邪魔をされたスパークスと、そして同じくジンメイとのデートをぶち壊しにされたチロの攻撃が、いつもよりも数倍威力を増していた。

その日も何とか勝利を収め、その後。
スパークスの部屋では、スパークスが一人ノヴァからのチョコを眺めては悦に入っていた。
「ノヴァが、オレだけにチョコを・・・!やっぱ本命だったりして!?」
告白を邪魔された怒りも忘れ、早速包みを開けて食べてみる。
そして。
「#*☆△※○□~!!!」
声にならない叫びをあげ、その場に倒れる。
それが、ノヴァの愛のこもったチョコを食べた幸せからなのか、チョコの味の壮絶さからなのかは、彼と神のみぞ知るところである。
「スパークス・・・ノヴァのチョコを食べたんだな・・・」
「アンタウリ・・・やっぱり食べなくて正解だったね。もし食べていたら、僕らもきっと・・・」
様子を見に来たアンタウリとギブソンは、毒見係り(=スパークス)の反応を見て、心の中で彼に合掌すると共に、心の底から『食べなくてよかった』と思ったのだった。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
やたら長くなりましたが、これにてモンキーチームのバレンタインは終了です。
ノヴァさんに引き続き、いろいろとキャラを崩壊させてしまいました。
スパーキー動かしにくいよ・・・。
チロの出番がなかったよ・・・。
アンタウリをツッコミにしてしまいました。まとも(?)なのがギブソンだけなのも、なんだかツッコミが少なくって可哀想な気がして・・・(笑)

拙いものでしたが、ここまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございました!

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うわは☆
すっっっごく面白かったです♪

被害者は全員…と思いきや、実際被害があったのはスパークスだけだったわけで☆
皆逃げるの上手い…(笑
平気で食べちゃうオットーさんが可愛くて可愛くて♪
でも、オットーの味覚が必要なのはスパークスのようですね(笑

3日間 ステキなSSで楽しませていただきました☆
お疲れ様でした♪


ちろる URL 2007/02/16(Fri)01:36:03 編集
嬉しいお言葉ありがとうございます!
楽しんでいただけたようで、こちらもとっても嬉しいです!!

オットーなら、きっとノヴァさんのどんな料理でも美味しそうに食べてくれそうですよねvダンナにしたいタイプ(笑)
スパークス・・・彼にオットー並みの味覚があったならば、あんなことにはならなかったでしょうに・・・。扱い酷くてゴメンよスパーキー^^;

楽しんで読んでいただけたのなら、こちらもすごく本望ですv
懲りずに何かの時に書いてそうですので、その時はまたお付き合いください。
ありがとうございました!
風凪 2007/02/16(Fri)13:06:04 編集
無題
バレンタイン話ラスト、楽しく拝見させて頂きました!

ノヴァを会うのに身だしなみを整えるスパークス、可愛いなぁ。それと「毛並み」という言葉に萌えぇ~(笑
せっかくのお手入れしていざノヴァさんと☆って時にスケルトンキングの攻撃が!怒りのスパークス&チロのものすごい攻撃が目に見える様です(笑

ノヴァからお手製チョコを貰って何の問題も無く食べちゃうオットーさん、さすが!とか、貰う前から戦々恐々としてるアンタウリとギブソンも可笑しい!結局スパークスをお毒味役にしちゃうあたり、やっぱり頭脳派。

しかし貰ったのチョコ、どうやって処理したんでしょうね。アンタウリは「捨てるのはノヴァに悪いし、これも修行だ」とかいって我慢して食べちゃいそう。ギブソンはこの成分を利用して兵器開発とかw

後書きに「アンタウリをツッコミ役にしてしまった」と書かれてましたが、そう、アンタウリって案外ボケ倒しますよね~。普段あれだけ冷静でカッコイイキャラなのに。

わーい♪風凪さんのお話とっても面白かったです(^^
キャラが良く動いてて、適度に入るツッコミもテンポよくて気軽に読めちゃいます。
またお暇な時にでも次回作、期待してますね(>∀<)ノシ
ゆーちゃん URL 2007/02/18(Sun)00:52:33 編集
ありがとうございますっ!!
最後まで読んでくださってありがとうございました!

毛並みは、モンキーたちの重要萌えポインツですからv2時間もかけたのだから、きっとツヤツヤで触り心地抜群でしょうねv触ってみたい・・・。
スパークスが告白邪魔されるのはいつもの事ですよね。チャンスがあったとしても、きっとちゃんと言えなくって結局「友達」止まりなんですよ(笑)

ギブソンと副指令が、スパークスを犠牲もとい毒見にするのは、「こいつだったら何があっても大丈夫だろう」という信頼に基づいているはずだと思います!
処理法・・・どうしたのでしょうね。ギブソンがこの味の成分を研究して、それを攻撃の時に使ったのならばきっとスケルトン様も一撃でKOだろうなぁ、なんて。ああ妄想!!でも、一番手っ取り早いのは、オットーさんに餌付けすることだと思います(笑)

副指令は、素でボケるタイプですよね!普段は、ボケ(オットーさん)とツッコミ(ギブソン)を冷静に見守る保護者ポジションだと良いと思います。今回は、私の勝手な進行の都合上、突っ込みに回っていただきました^^;

バレンタインその後、とか、妄想が止まりませんので、落ち着けばまた書いてみようかと思います!ありがとうございました!
風凪 2007/02/18(Sun)14:03:48 編集
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